DIE WITH ZERO
【書評】Die with Zero|人生で本当に大切なことに気づける一冊
今回紹介したい本は、ビル・パーキンス著『Die with Zero』。
「お金の使い方」と聞くと、節約術や資産運用の話を想像する方が多いかもしれません。でもこの本は違います。
限られた人生の時間をどう生きるか。お金を「いかに残すか」ではなく、「いかに使って人生を豊かにするか」に焦点をあてた、まったく新しい視点のライフマネー本です。
人生は「今」しか味わえない
この本の主張はとてもシンプルです。
「死ぬときに一番お金を持っていた人が勝ち」ではなく、
「死ぬときに最も多くの“経験”をしていた人が勝ち」。
たとえば若いころにできたはずの旅行、家族との時間、自分の夢。
「老後のために」と後回しにしているうちに、健康も気力も、時間さえもなくなってしまうかもしれません。
私自身、過去に病気やキャリアの転機を経験し、「今があることのありがたさ」を実感する日々です。だからこそこの本は、自分の価値観を強く肯定してくれた気がしました。
経験にこそ、お金を使おう
本書では、人生のステージごとに最適な「経験の投資先」を考えることの大切さが繰り返し語られます。
- 20代の体力でしか行けない場所
- 子どもと過ごせる限られた時間
- 親が元気なうちに叶える家族旅行
お金は貯めるだけでは意味がなく、経験と結びつくことで価値を持つ。この考え方は、副業やポイント活動に励んでいる自分にもピッタリと当てはまりました。
他の読者の声から見える「共感の嵐」
Amazonレビューを見ても、この本が多くの人の価値観を揺さぶっていることがわかります。
- 「もっと早く読んでおけばよかった…」
- 「将来の不安ばかり考えて、“今”を犠牲にしていたことに気づいた」
- 「親への感謝を行動に移すきっかけになった」
読後、多くの人が自分の人生を棚卸しして、行動に移しているのが印象的でした。
「今」にしかできないことを、後悔のない形で
この本を読み終えて、私はまず「やりたいことリスト」を見直しました。
そして最近では、父の誕生日にホテルステイをプレゼントしたり、子どもとの週末旅行を計画したりと、経験にお金を使うことに躊躇しなくなりました。
「貯金も大事だけど、それだけじゃ人生は満たされない」
そう気づけたことが、何よりも大きな収穫です。
こんな方におすすめです
- 忙しすぎて「今」を見失いかけている方
- 貯金ばかりで何のために働いているかわからなくなっている方
- 家族との思い出をもっと増やしたいと感じている方
この本は、読むタイミングによって受け取り方が変わる“人生の道しるべ”のような存在です。
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人生を見つめ直したいあなたに、心からおすすめしたい一冊です。